(目的)

第1条　この条例は、消防吏員及び消防団員(以下「団員」という。)に消防賞じゅつ金(以下「賞じゅつ金」という。)又は殉職者特別賞じゅつ金を授与するため、必要な事項を定めることを目的とする。

(賞じゅつ金授与の要件)

第2条　管理者は、消防吏員又は団員が消防業務に従事するに当って、一身の危険も顧みることなくその職務を遂行し、そのため死亡し、又は障害の状態となった場合においては、賞じゅつ金を授与することができる。

(賞じゅつ金の種類及び金額)

第3条　賞じゅつ金の種類及び金額は、次のとおりとする。

(殉職者特別賞じゅつ金)

第3条の2　管理者は、消防吏員又は団員が災害に際し命を受け、特に生命の危険が予想される現場へ出動し、生命の危険を顧みることなくその職務を遂行し、そのため死亡し、その功労が特に抜群と認められる場合においては、3,000万円の殉職者特別賞じゅつ金を授与することができる。

(授与の対象)

第4条　殉職者賞じゅつ金又は殉職者特別賞じゅつ金は、殉職者の遺族に授与するものとし、その遺族の範囲及び授与される順位等については、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令(昭和31年政令第335号。以下「政令」という。)第9条及び第9条の3第2項の規定の例による。

(審査)

第5条　この条例の適正な運営を図るため、吉川松伏消防組合消防賞じゅつ金審査委員会(以下「審査委員会」という。)を置く。

(委任)

第6条　前条の審査委員会に関する事項その他この条例の施行に関し必要な事項は、規則で定める。